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またまたまたまた取材先にて

週に半分通っている「取材」先のお店。
先日、快走…ちゃう、改装してリニューアル・オープンしました。
外装も変わったのですが、中もビックリ。
「え?同じ店?」ってくらいに雰囲気が変わりました。

昨日も、エスカレーターを上がってきた子どもが、
「お母さん! お店が変わっとる!」と叫んだくらいに。

って、そこにいる面々は変わっていないのですが。
常連さんでこられるお客様も笑えるくらいに変わっていないのですが。


そんなリニューアルされた店内で。
週末はドッとお客様も来店され、かなり大忙し。
ただでさえ落ち着きのない私、かなりテンパっておりました。

こんなときって、なんかしら、やらかしちまうのよね。
ええ、ご期待に沿うようにやってみました。

アタフタアタフタとアレコレアレコレ作業をしつつ、
店内で商品を整頓しておりましたら、

 「あれー、Gジャンってどこかねぇ?」

と、声がきこえました。
顔をあげるとそこに若いカップル。

 「女性物のGジャンでございますか?」

と、すかさず接客する私。
ふふふ。
なかなか良い店員さんじゃん、私?

ええ、ここまでは。

お客さんの期待を込めた視線をしかと受けとめ続けました。
 「女性物のGジャンでございましたら

















あ、いしたろう先輩、駄目ですよぉー!
「わたし、この話、知っとるー!」
って先に笑いかけてるでしょー!
駄目ですよぉー!
先に笑っちゃ!
って、他の皆さまも、すでに、うすうすお気づきでしょうね、このオチ。

さ、参りますわよ。











しっかり者の店員さんを演じる私。
ジージャンをお探しのお客様に、さっそうとお声掛けいたしました。

 「女性物のGジャンでございましたら、




















  こちらに ござりまする


















丁寧になりすぎて「ございます」を「ござる」って言ってしまう店員さん。
そんな話をきいたことがあります。
んなわけねぇじゃん!
って笑い飛ばしておりました。
そんなん、作り話じゃろ!って。

いいえ。
本当でした。
そんな店員さん、いました。

…ここに。


救いは、そのカップルが一緒になって笑ってくれたことでしょうか。


侍になりかけた店員。
いや、侍だったら切腹ものでしたな。
侍でなくて良かった。
by a-kik | 2012-04-17 14:10

芥川賞最年『長』受賞に挑む柿(52になったよ)の日常。なんだかんだ走ってます。


by a-kik