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父の話(もれなく母も)

父の誕生日に、たっくさんのコメントをいただいたお礼に(?)、
父と母のエピソードを一つ。

母も父と同い年で、ねずみ年。
2人とも山好きです。
電話して「いないなぁ」と思ったら、たいてい、どこかの山に出かけてます。

12年前、60歳の誕生日に、
「はぁ、これからは今までみたいに山登れんだろうなぁ。
 70歳になったら、今までみたいには…」と言っていましたが、
あのとき以上に、出歩いてるように思える娘です。

ま、怪我なきゃええんだけどね。

と思ってたら、怪我したこともありました。
濡れた岩場で足を滑らせた母が、ダダーッと崖下へ転落!
けっこう、ものすごい滑落だったらしく、
真後ろを歩いていた父は「やりおった!」と頭真っ白になったそうです。

真っ白のまま、救助に岩場を降りながら、
葬式の手配を考えていたそうです。
…真っ白じゃないやんな。

奇跡的に、母の怪我は右手首の骨折のみ。
打撲とかもありましたが、大きな怪我は右手首のみ。
それから駐車場まで歩き、父の車に乗って、病院まで行ったそうです。

って話を、ほぼ完治してからきいた私。

当時、私は千葉に住んでいて、すぐに帰れないと知ってる母が、
「心配するけぇ言うな」と父に口止めしたのです。

退院してから、右手首の動かない母は、
家事のあれこれを口で指図して、父にやらせたとか。
しかし、父がどんなに努力してこなしても、必ず文句いったとか。
感謝の言葉はひとっつもなく。

父、「どうしてアゴの骨をおらんかったんじゃろう」と思ったそうです。

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30年後には、夫も、私のことをそう思ってるに違いないな。

コチラ↓お願いします。

by a-kik | 2007-12-01 18:13 | 家族

芥川賞最年『長』受賞に挑む柿(52になったよ)の日常。なんだかんだ走ってます。


by a-kik