「家族らんランRUN」⑭

5月28日 中国新聞「くらし面」に掲載された14回目です。

(第5回呉灰ヶ峰・休山縦走大会 4月15日、広島県呉市)
 朝七時すぎ。呉二河陸上競技場へ。勇ましい姿のランナーやリュックを背負った老若男女が次々に集まってくる。呉の市街地と瀬戸内海の島々を見ながら、灰ヶ峰(737m)と休山(501m)を縦走して音戸ロッジまで約28㌔を競う大会。

 マラソンだけでなくハイキングもあり、16㌔のコースもある。景色を楽しみながら散策するもよし、夫のように疾走するもよし。夫は去年に引き続き二度目の参加。今回は出番のない私と娘は呑気に構えている。受付をすませた夫がもらってきた袋の中をみると、参加賞に千福のワンカップ。「せんぷくいっぱいいかがです♪」と口ずさんでしまう私は広島っ子。千葉育ちの夫は「なに、それ?」とキョトンとしている。

 記念Tシャツも入っている。去年のTシャツは走ってもない私が着させてもらっている。愛用の一枚だ。今年は色違い。やった、洗い代えができたぞ…とほくほくしていると、夫が「この色、いいじゃん。俺、着るから」と早々に宣言。夫、私とお揃いになっちゃうよ?一緒に着たら恥ずかしいんじゃない?なんてちゃちゃいれる間もなく、夫、スタートしてしまった。

 目標タイムは二時間半。去年は「まだ大丈夫だね」と娘と大和ミュージアム前で遊んでいるうちに、「ゴールしたよ」と携帯に電話がなったのでビックリ。今年は早めにゴール地点へ行っておかねば。とは言え、せっかく呉に着たのだから…と、新しくできた「てつのくじら館」の前をウロウロ。

 音戸ロッジに着いたら、すでにゴールしたランナーの姿がチラホラ。え!どうしよ!16㌔コースの参加者だよね?スタッフにきく。「28㌔は、まだですよね?」まだだった。ほ。

 それから数分して先頭の選手がゴール。続いて2位、3位。そして、「あ、父さん!」夫、すごいじゃん、4位!? 汗だくの夫に駆け寄る娘。係りの方が笑顔で「お嬢さんがお待ちかねでしたよ」と記録証を渡してくださった。去年はドロドロだったが、今年はヨレヨレ。息を整えながら「下りは降りるより落ちるだったよ」と笑う夫。総合4位だが年代別は1位。30代の1位。聞いて見ると総合3位は40代で、1,2位は50代。マラソンは若さだけのスポーツではない証明された。「50代になったとき一位になれるかなぁ」と夫が言うので小憎らしく返した。「その時は、70代が一位なんじゃない?」
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 音戸ロッジの温泉で汗を流したあと、子供のころ「ぐるぐる橋」と記憶していた音戸大橋をドライブ。確か、公園の平清盛像の前で清盛公と同じポーズで写真とったな…と思い出しながら。

 さて、夫。この大会の後、かねてから宣言していた通り自転車通勤を始めた。会社の先輩に誘われて自転車世界も広がったようだ。これまで乗鞍岳や富士山を自転車で登るイベントにも出場したことあるけれど、今度は6月に宮島・廿日市で開かれるトライアスロン大会の参加状況が気になるらしい。やっとマラソンに追いついたと思ったら、夫よ、もう次を見つけてしまったのか。

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by a-kik | 2007-05-29 22:03 | 中国新聞「家族らんランRUN」

芥川賞最年『長』受賞に挑む柿(52になったよ)の日常。なんだかんだ走ってます。


by a-kik