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とある番組で…

…三次の紹介をしていた。
もう三次から越してきて1年半になるのだけど、
なんだかまだ三次市民の気がしてる夫と私。

何が紹介されるんだろう…とドキドキわくわくそわそわ。

期待感が大きすぎたのか、
内容は、まぁ、あたりさわりないって言うか、
ま、三次っていったらそこよねって言うか、
あんまり目新しくない。

紹介する人は三次に暮らし始めて4年という人。
 「ふん、たかが4年住んだだけで三次通なふりするなよな」
と思い、ガクゼンとなった。

だって、それは、邑智郡(おおちぐん)で暮らしていた私の姿だったから。

20年前、香木の森の研修生として1年暮らし、
その後、4年間、邑智郡の振興を業務とする職につかせてもらっていた。
そこで邑智郡をPRする仕事も担当させてもらった。
テレビやラジオや新聞や雑誌に、
 「邑智郡は○○がええですよ。
  なんつっても邑智郡は△△ですね。
  やっぱ、邑智郡は□□ですから!」
邑智郡を連呼。
邑智郡で生まれ育ってもなく、
たかが数年暮らしてるだけの若造がえらそげに。

あっちゃー。

当時、それを見聞きされていた地元の方は、
 「なに言いよるんなら」
って思われたことだろう…。

その仕事から離れ、15年。
15年してたってから知る身の程知らず。

仕事は退いてから見えてくる。

なんつって悟った気分。




三次を紹介する番組を担当していた人を思う。
彼女なりに一生懸命なんだよなぁ。
彼女も三次のことが大好きなんだよなぁ。
いろんなこと言われてるんだろうけれどがんばれよー。

と上から目線で。

そんな今の私を15年後に「あちゃー」って振り返る日もくるのだろうか。
by a-kik | 2013-03-15 15:33

芥川賞最年『長』受賞に挑む柿(52になったよ)の日常。なんだかんだ走ってます。


by a-kik