第50回愛媛マラソン
走ってきました、愛媛マラソン。
長いよ、今日のブログは。
だって、フルマラソンだからね。
10㎞とかハーフでも長かったんだけど、
なんたって42.195㎞分のネタだからね。
読む前にトイレに行っておいたほうがよいかも。
私、書く前に行きましたから(笑)。
あ、大会の途中でも行きましたし!
さて。
もんのすごい激戦をくぐりぬけて得た出場権。
下手な走りをしては参加できなかった皆さんに申し訳ありません。
って言いながら万全の練習と準備をつんでいたわけではなく、
この一ヶ月はほとんどジョギングすら満足にできていなかったのですが。
だからこそ、走れる!と自分に言い聞かせ、
カーボローディングの真似事をし、
ポーチにゼリーと飴とエアサロンパスをいれ、
いざ、スタートラインへ。
これまでのマラソンでは、
(ってハーフ以上は2回しか走ったことないけど)
15kmあたりでエネルギーぎれでふらふらしてた私。
10km、20km、30kmで口に入れられるように3つの飴と、
ゴール10㎞前の32kmでご褒美ゼリーをポーチに準備。
それ以外にもエイドステーションが充実している愛媛マラソン。
給水給食に関しては問題ない。
問題なのは、トイレ。
前回のベイマラソンでも、それが失敗の引き金でしたもんな。
なので、スタート前にトイレへ。
長~い行列に並んでトイレへ。
その後、指定のスタートブロックへ。
4時間59分59秒を自己申告タイムにしていた私は、
Eブロックからのスタート。
夫はAブロック。
A~Gブロックまで申告タイム順にわかれているので、
スタート時にゴタゴタすることはありません。
9時半の号砲前に、順番にスタートラインへ移動していきます。
が。
「スタート30秒前でーす」とアナウンスされる中、
Eブロックはまだ、一歩も動かず。
パーン!
号砲なっても、まだ動かず。
数十秒して、ゆったりと歩き始め、公園をでてスタートラインのある県庁前へ。
あ、スタート見えた。
坊っちゃん列車に高橋Qちゃん尚子さん、乗ってはるわ~。
ここで、すでに、6分20秒経過。
※ここ、重要です。
しっかり、覚えていてください。
でも、ま、7828名のランナーがいるんですもん。
それでいて6分なら、まだええほうなんやろうね。
Gブロックの人なんて、まだまだスタートできへんしね。
と何故か関西弁で思いながらスタートをきりました。
ぞろぞろぞろ。
最初から飛ばす冒険はしません。
10kmまではウォーミングアップのつもり。
ゆっくり、ゆっくり。
最初の10kmは1時間15分かけるつもり。
ゆっくり、ゆっくり。
でもね、早速、トイレに行きたくなって。
でもね、最初のエイドのトイレはすでに長蛇の列。
こんなところで止まってるわけにはいかんし。
あ、ここにいこ!
コース沿いのコンビニに飛び込みまして。
同じように考えた人もいて、
このトイレで3分くらい待ったでしょうか。
そう思うとエイドのトイレでもよかったかも。
その後は快調に計算通りの走り。
途中、「取材」先と同じチェーン店のお店の前を通ったり。
お店の幟がパタパタしていて、応援されているような錯覚。
沿道の応援も半端なく、
携帯音楽プレーヤーもはずして走りました。
10km通過はチップから自動計測されたランネットの数字によると、
1時間21分14秒。
スタート前の6分20秒も加算された数字ですから、
実質1時間15分。
ええじゃん、ええじゃん、計算通りじゃん。
計算間違いは足の裏。
5本指ソックスの右の薬指あたりがキツクしめつけられてる感じ。
それでも、もぞもぞ指を動かしながら走る、走る。
これは普段のジョギングでも同じだから気にしない、気にしない。
それよりも左の指の付け根全般がアツクなってる。
なーんか嫌な感じ。
でも、気にしない、気にしない。
気にしたところでどうにもならない。
10㎞でお約束の飴玉を一つ、口へ。
朝は青空だった天気も、雲が多くなってきた。
でも、走りやすい。
前日は、すーんごい強風でどうなることやら…と心配したけれど、
風もほとんどない。
ただ、沿道で応援してくださる人は寒いだろうなぁ。
ありがたいなぁ。
ほんと、感謝だなぁ。
ありがとう!
10kmをこえても、調子にのらず、ゆっくりキープ。
もっと早くいけそうな気がするけれど、
あとで後悔することになるってわかってる。
おお、私、成長したなぁ。
冷静にレース運びしてるじゃん。
って、ええ気になって2度目のトイレにいったりしたんですが。
折り返してきている夫とも、ここで遭遇。
足の調子が悪くて、ずーっと走っていなかったくせに、
しっかり走ってる。
スタート直前まで、自分の足が不安だったらしく、
「一緒に走ってやろうか?」と
恩着せがましく私を気にするような言葉をはいておりましたが、
なんてことない、走ってるじゃん、夫!
あとできいた話。
夫は、こんな時間にそんなところ走ってて、
「おい、大丈夫か?」と心配になったそうな。
でも、楽しそうに笑顔で走ってるので、「ま、いっか」と思ったとか。
だって、楽しかったんだもん。
沿道の皆さんの声援が。
いろーんな人がハイタッチするのに手を出してくれて。
娘みたいな子どもが「がんばれー」って言ってくれたら、
「ありがとー!」って返したくなるでしょ。
★チップから自動計測されたランネットの数字によると、
15km地点 2時間2分31秒
10㎞から15kmの5㎞を41分
20㎞手前になって、歩いてる人がどんどこ増えてくる。
つられないぞ。
一緒になって歩かないぞ。
弱気になりかける自分に言い聞かせる。
あるかない、いける。
とまらない、いける。
自分のピッチにあわせて、呪文のように唱えてみる。
あるかない、いける。
とまらない、いける。
気がついたら、ブツブツ声に出していたりして。
そうやって歩いてる人たちの間をぬっていく。
…嫌なやつだわ、私。
でもね、たっくさんの人が走りたくても走れなかったのよ、この大会。
それなのに、こんなとこで歩いてちゃ申し訳ないだろう。
★チップから自動計測されたランネットの数字によると、
20km地点 2時間41分57秒
15㎞から20kmの5㎞を39分
20km通過の目標タイムは2時間半。
しつこいようですが、6分20秒加算されてる…はずなので、
実質2時間35分。
5分遅れております。
ま、大丈夫。
ここで目標が「4時間59分59秒ゴール」から、
「制限時間内完走」に脳内で移転。
走りながら気がついたんですわな。
20kmを2時間半でしょ。
単純計算しても40㎞を5時間。
このままのペースを保てても42kmは5時間を過ぎてしまいますもん。
このままのペースは保てませんでしょうしね。
愛媛マラソンの制限時間は6時間。
だんだんと酸欠になってきてる脳みそを酷使して、
足し算したり引き算してみると、
まぁ、6時間はきれそう。
20kmご褒美飴玉を口へパクリ。
第一折り返しで風船ランナーをチェック。
愛媛マラソンはペースランナーがいまして。
3時間、4時間、5時間、6時間でゴールするランナーが、
頭上に風船をつけて走ってくださっています。
6時間、そう制限時間ギリギリのペースランナーの前を走っていさえすれば、
制限時間に間に合うってこと。
折り返しですれ違う風船ランナーと10分くらい先行。
10分って、油断してられないじゃん!
でも、ま、いけそう。
いけるだろう。
★チップから自動計測されたランネットの数字によると、
25m地点 3時間22分29秒
20㎞から25kmの5㎞を40分
ここで悲しいお知らせ。
エイドステーションでエアサロンパスをかけてもらおうと思ったら、
「ごめんなさい、品切れですー」と。
ガーン!
同じように、ガーン!となってるランナーと顔を見合わせ走りだす。
いや、ごめんなさい、私はポーチに小さいエアサロンパス持ってるんですけど。
もうひとつ悲しいお知らせ。
楽しみにしていたエイドステーションのパンも品切れ!
その後、私設エイドのあんぱんをいただいたのですが。
(ほんと、沿道の私設エイドの皆さん、ありがとう!)
ここで悟りました。
マラソンはサブ4ペースで走らねば、エイドはカラッポになると。
5時間~6時間のランナーほど、
エアサロンパスの必要な人が増えるんですけどね。
そんな凹みがちな気持ちをアップさせるため…ってことで、
29kmの看板を過ぎて、ポーチからゼリーを出す。
おいおい、32㎞通過の楽しみのゼリーじゃなかったのか?
いいの、いいの。
今、エネルギーにすれば。
一人自問自答。
って一人だから自問自答は当たり前。
疲れ果てた脳みそで一人突っ込みしながら、ゼリーをのむ。
ポーチから出したゼリーの重さが腰から消え、
その重さが腰からお腹へ。
よし、行こう!
★チップから自動計測されたランネットの数字によると、
30m地点 4時間6分07秒
25㎞から30kmの5㎞を43分ちょい
さっき、ゼリー食べたばかりだけど、30kmの飴ちゃん、なめよ。
あれ?
ポーチを手探り。
あれれ?
ゼリーの空き容器はあるけれど、飴ちゃんは?
ない!
ない、ない、ない!
考えられるのはただ一つ。
ゼリーだしたとき、落っこちたんや…。
ガーン、ガーン、ガーン!
飴を食べられなかったことより、愛媛の街を汚したようで、ちょいショック。
飴のほうは、エイドステーションでもらえたので大勢に影響はなかったのだけど。
32km。
さ、ここからが未知の領域。
前回、ベイマラソンは、ここでリタイアしてしまった。
4時間10分11秒で。
ベイマラソンの制限時間は5時間。
残り10㎞を50分で走られない…とわかって、
へなへなへな…と脱力して。
今回は、まだ、いけます。
いけるはず。
いかねば!
★チップから自動計測されたランネットの数字によると、
35m地点 4時間55分49秒
30㎞から35kmの5㎞を49分
大丈夫。
あと1時間ちょいある。
あと7㎞。
いける!
まだ、6時間風船ランナーきてないし。
しかし、おそるべし、愛媛。
沿道の応援が皆無の場所がない。
必ず目に見える範囲に応援してくださる人がいる。
「あ、○○ちゃん!
来たよ、来たよ、もうちょっと、がんばってー!」
私のちょっと前を走っていたおねえちゃんランナーの友達だったみたい。
よろよろ走っていたおねえちゃんランナー、
ふらふらと友達のほうへ寄っていって、
肩を叩いて叩かれて、
「うん、がんばる!」って前へ進んでいく。
私が応援の友達2人の前を通りすぎたとき、
「○○ちゃん、泣いてたね」
「うん、がんばってるね」
と彼女たちの声がきこえた。
その瞬間、どぅわ~…まぶたが熱くなる。
あかん、あかん。
ここで、わしが泣いてどないするん。
またまた関西弁つっこみ登場。
涙をこらえる。
ここで私も友達おったら泣いてまうやろな。
夫、現れたらどないしよ。
とっくにゴールして、私がなかなか帰ってこんから、
この辺まで迎えにきている確率、大。
やばい、やばい。
夫がきたら泣いてまうで~。
なんか、なんか、なんか、気分かえたい。
そうだ!
ガムもってたはず!
飴がなくなったときの保険に、ランニングタイツのポッケに。
お腹の横のところについてる小さなポッケに。
ゼッケンのついているシャツをあげ、
ランニングパンツのひもをほどき、
それからタイツのひもをほどき、
ガムをとる…。
走りながらめんどくさい。
あ、いいところに、みっけ。
トイレへ。
エイドステーションのトイレ。
ランナーもまばらなので待ってる人も2~3人。
並んではいってガムをだし、ついでに用をたす。
出る。
これで3分くらいだろうか。
だが、このあたりの記憶があやふや。
どこか歩いた。
でも覚えてない。
トンネルは歩いた。
いや走った。
いや、トンネルまでは走ろうと思ったはず。
いや、トンネルまで歩こうと思ったんだっけ。
ほんと、覚えてない。
ブログにあれ書こう、これ書こうとか思っていたのに。
それは覚えているのに、それだけしか思い出せない。
雨が落ち始める。
寒い。
寒いのは歩いていたからだ。
走ろう。
身体が暖かくなる。
走るっていいな。
あた。
右のお尻、つりそう。
ここやな。
股関節のとこ。
ポーチからエアサロンパスを出して、シュー。
これ、何度かくりかえす。
小さい試供品のエアサロンパス。
もうあんまり入ってないなぁ。
ぽんぽん。
右の拳で叩く。
膝はOK。
なんともない。
足の裏?
熱いなぁ。
熱もってるなぁ。
靴ぬいで、エアサロンパスかけてみる。
靴をぬいだってことは止まったんだな、私。
でも、靴下はぬいでない。
靴下の上から、シュー。
靴下の中、きっと、すごい水ぶくれ。
針さして、ぴゅーって水を出すの楽しみやな。
あ、ぼっちゃん団子や。
ぼっちゃん団子の会社の私設エイド?
わー、嬉しい。
いただきまーす。
え?
バナナもくれるん?
ありがとう。
★チップから自動計測されたランネットの数字によると、
40㎞地点 5時間42分22秒
35㎞から40kmの5㎞を46分
ついに、きたよ、40㎞。
あと2kmだよ。
これで、最後の2㎞を語れるようになるよ。
マラソンは42㎞じゃなく、42.195㎞で、
しかも、この2.195kmが長いんだよ…と。
制限時間まであと17分半。
2.195kmを17分半。
いけるだろう。
「いける、いける! 歩いてでも行けるで!」
沿道でおっちゃんが叫んでくれた。
よっしゃ。
歩いてでもいけるよな。
いや、歩かんよ。
沿道によぉけぇ人がおるんじゃもん。
歩くのは恥ずかしいし。
よろよろ走ってたら、「がんばれー」って応援してくれるし。
「ありがとー」て笑顔かえしたら、
顔をのぞきこむようにして、
もう一回「がんばれ、がんばれ」って応援してくれるし。
そうやって愛想を振りまいていたら…。
「そんなことしてたら間に合わないぞ!」
え?
あら、夫!
大丈夫だって。
まだ、6時間の風船ランナーきてないじゃん。
お。
40.5km地点の最後の関門が見えてきた。
ここを15時17分までに通過しないとアウトなのよね。
「いけ、いけー!」
「はしれー!」
なんだか、沿道の人が、やたら腕をふりまわして、
この世の最後みたいな叫び声をあげてるけど?
どして?
え?
「関門封鎖まであと10秒でーす!」
うっそー!
猛ダッシュ!
3秒前に関門通過。
すげー。
すげー…けど、なんで?
6時間風船ランナーは?
考えてる時間はない。
「沿道の皆さん。
ご協力ありがとうございます。
広報車です。」
拡声器の音が追っかけてくる。
「これより後方には、もう選手はおりません」
えーっ!
まじっすか!
私と、私の周囲にいるよろよろランナー数人が最後っすか!
6時間風船ランナーはどこよ?
あとで判明。
6時間風船ランナーは、
私がトイレにいってガムを出してるあいだに、
追い越していっておったのですな。
「しっかり走れ!間に合わないぞ!」
あ、夫。
ほんと、やばいよ、やばい。
沿道で夫に応援されたら泣いちゃうかもしれないって思ってたのに、
そこで私に口から出た言葉は、
「スタート地点まで6分かかったんだよー。
6分返してほしー!」
夢もロマンもない一言。
41㎞の看板。
時計をみる。
えーっと、あと何分?
そのときは数字を確認した。
でも、その数字を今は思い出せない。
間に合うとか間に合わないとか考えてる場合じゃない。
ここで6時間こえたら、シャレにならん。
なんのために、ここまで走ってきたん?
走れ、走れ!
「そこを曲がったらゴールだ!」
「もうちょっとだよ!」
「まだ行ける、間に合う!」
沿道の声援が悲鳴に近くなってくる。
そんなにおおごとな立場なの、私?
途中であきらめたのか、歩きはじめたおっちゃんを置き去り、
なにやらド派手なウェアのおねえちゃんに抜かれ、
ちょい猫背のおばあちゃんランナーと抜きつ抜かれつ。
「あと30秒!」
後方の広報車がカウントダウンを始める。
後方の広報車やて。
って笑ってる場合ちゃわ。
ひたすら走る。
あんなに右のももの外側いたかったのに。
あんなに足の裏あつかったのに。
まだ、これだけ走れるんじゃん。
すごいじゃん、私。
なら、もっと早くから走っておけよ~!
恒例、一人突っ込み。
風をきって走る。
きもちえ~。
「あと10秒!」
最後の角を曲がり、道路からお城へと。
ここでゴール?
うっそー。
曲がってすぐにゴールって言ったじゃーん!
でも、見えてる。
ゴールのゲートが見えてる。
うおーっ!!!
ゲートを走りぬける。
タイム、見上げたら…
06:00:11
6時間11秒。
飛び込んだゴールの真ん前で、
高橋Qちゃん尚子さん、終わりの挨拶してた。
「今日は本当にありがとうございましたぁ」
…間に合わなかった…の…よね?
後ろがざわついた。
振り返ると、
最後に一緒に一生懸命走ってた猫背のおばあちゃんランナーが
こけてた。
ゴール直前で。
ああ無情。
放心状態のまま、前へすすむ。
係のおねえちゃんが完走のタオルを肩にかけてくれた。
完走したからくれたのよね、このタオル?
そしたら役員らしきオッサンが笑顔で声をかけてくれた。
「残念だったね」
えー。
おっちゃん、そりゃないよ。
夫がいた。
歩みよった。
涙がぼろろっと出てきた。
「くやしー。 まにあわんかったー。」
あまりに無防備に泣いたからか、
夫、あわてて、
「グロスタイムは6時間11秒だけど、
ネットタイムは5時間54分だろうから、
完走証、でるよ。
もらっておいで」
やさしく励ましてくれた。
ん。
完走賞のオレンジ色のタオルで涙と鼻水をふく。
完走証を発行するテントへ行く。
ゼッケンを見せる。
スタッフのおねえちゃんが入力する。
がちゃ。
プリンタから1枚出てくる。
あ。
真っ白で 「0」 と見えた。
あ。
スタッフのおねえちゃん、あわてて用紙を伏せて、困った顔して私を見上げた。
おねえちゃん、困らせてごめんよ。
「アウトですね」
よわよわしく笑って、その場から立ち去る。
完走証、もらえなかった。
ゼロの白紙の用紙ももらえなかった。
11秒に泣いた。
夫は「5時間54分で完走と認めてやるよ」と言ってくれたが、
公式記録には完走者の中に私の名前は記録されていない。
完走証のない完走。
ふっ。
無冠の女王と呼んでくれ。
11秒に泣いた。
けど。
ぷふ。
11秒。
笑ける。
芸人としてはオイシイ。
芸人じゃないけど。
でも、この11秒のネタをつくるために42.195km走ったみたいで。
なんか、私らしくない?
制限時間いっぱい楽しんだわ。
あ、制限時間こえて楽しんでたわ。
夫も「まぁ、楽しそうだったよ。いいじゃん」と笑ってくれたし。
ジジババと留守番していた娘は「へ?」って感じだったけれど。
パソコンの前で、夫と私のゼッケンを入力しては、
途中経過に一喜一憂してくれていたらしい両親と娘。
ははは。
ごめんなさーい。
って、笑いながら謝るこっちゃないわ。
このたび、愛媛マラソン参加の抽選にもれたランナーの皆さま。
申し訳ありませんでした。
でも、これだけネタを作れたので笑って勘弁してください。
愛媛、サイコーでした。
県知事も市長もカタクなくてサイコー。
県知事はランナーとしても参加&完走。
地元のアナウンサーのおねえちゃんもおもろかった。
スタート前のトークで緊張ほぐれた。
沿道のボランティアの皆さんはもちろん、
そんなスタッフばかりでなく、
前日に買い物に寄った薬局のお姉ちゃんみたいに、
普通の市民の皆さんが普通に応援してくださってる大会。
ほんっと、愛媛、好きになったよ~♪
普通の完走者より11秒余計に楽しませてもらったしね。
6時間11秒。
実質、5時間53分40秒。
エイサーの皆と行く(つもりの)那覇マラソンは、
制限時間6時間15分。
完走できるじゃん、私。
東京マラソンだったら制限時間7時間だから完走できるじゃん、私。
って、東京マラソンは参加者多いからトイレ行列も長いんだろうけれど。
ああ、トイレだよね。
やっぱ、トイレ。
タイムマシンがあったら、あの最後のトイレの前に戻るわ、私。
…タイムマシンがあったら、半年前にもどって練習するんじゃないのか、私?
トイレをなんとかするところから改善しよう。
…走る練習を積み重ねる努力はしないのか、私?
大会会場を出て、えっちらおっちら歩いて駐車場へ。
そこにド派手なウェアと真新しいシューズの若い女性ランナーが2人、
話をしていた。
どうやら途中関門でひっかかったか、棄権したらしく、
収容バスに乗って帰ってきたらしい。
「バスの中に2時間もいたから疲れちゃった~」
「ほんと、お腹すいたね~」
ああ、こんなランナーがいたから、
走りたいランナーが参加できなかったとは…。
そうは言っても公式には完走していない私は彼女たちと立場は同じ。
代表して、ごめんなさい。
帰路の車中では脚がガチガチでしたが、
一夜あけ、想像したような筋肉痛も関節痛もない身体。
脚より肩や腕の筋肉が…いや、肺の筋肉(?)が痛いかな。
それより、足の裏のつぶれた水膨れが痛い。
って、明日、もっと筋肉痛だったりして。
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとう。
完走証もってない私ですが、
皆さんに完読証をささげます。
弱気になってた夫ですが、3時間34分26秒で完走。
「故障がなかったら、今年、もっとイケてたなぁ」だって。
一夜あけて、不安になってた足の痛みもなく、
2週間後の京都である大会へヤル気満々です。
ケガせんようにね。
Commented by サスケ(山口URC) at 2012-02-06 20:54 x
Commented by ジュリ(愛媛) at 2012-02-06 22:32 x
Commented by じゃこ at 2012-02-07 09:55 x
Commented by くるぴ at 2012-02-07 11:46 x
Commented by プチトマト at 2012-02-07 12:57 x
Commented by mizufuji at 2012-02-07 22:18 x
Commented by 柿 at 2012-02-07 23:37 x
Commented by 柿 at 2012-02-07 23:38 x
Commented by まさてら at 2012-02-08 08:49 x
Commented by 柿 at 2012-02-09 14:01 x
Commented by R21 at 2012-02-20 13:59 x
Commented by 柿 at 2012-02-22 09:21 x
長いよ、今日のブログは。
だって、フルマラソンだからね。
10㎞とかハーフでも長かったんだけど、
なんたって42.195㎞分のネタだからね。
読む前にトイレに行っておいたほうがよいかも。
私、書く前に行きましたから(笑)。
あ、大会の途中でも行きましたし!
さて。
もんのすごい激戦をくぐりぬけて得た出場権。
下手な走りをしては参加できなかった皆さんに申し訳ありません。
って言いながら万全の練習と準備をつんでいたわけではなく、
この一ヶ月はほとんどジョギングすら満足にできていなかったのですが。
だからこそ、走れる!と自分に言い聞かせ、
カーボローディングの真似事をし、
ポーチにゼリーと飴とエアサロンパスをいれ、
いざ、スタートラインへ。
これまでのマラソンでは、
(ってハーフ以上は2回しか走ったことないけど)
15kmあたりでエネルギーぎれでふらふらしてた私。
10km、20km、30kmで口に入れられるように3つの飴と、
ゴール10㎞前の32kmでご褒美ゼリーをポーチに準備。
それ以外にもエイドステーションが充実している愛媛マラソン。
給水給食に関しては問題ない。
問題なのは、トイレ。
前回のベイマラソンでも、それが失敗の引き金でしたもんな。
なので、スタート前にトイレへ。
長~い行列に並んでトイレへ。
その後、指定のスタートブロックへ。
4時間59分59秒を自己申告タイムにしていた私は、
Eブロックからのスタート。
夫はAブロック。
A~Gブロックまで申告タイム順にわかれているので、
スタート時にゴタゴタすることはありません。
9時半の号砲前に、順番にスタートラインへ移動していきます。
が。
「スタート30秒前でーす」とアナウンスされる中、
Eブロックはまだ、一歩も動かず。
パーン!
号砲なっても、まだ動かず。
数十秒して、ゆったりと歩き始め、公園をでてスタートラインのある県庁前へ。
あ、スタート見えた。
坊っちゃん列車に高橋Qちゃん尚子さん、乗ってはるわ~。
ここで、すでに、6分20秒経過。
※ここ、重要です。
しっかり、覚えていてください。
でも、ま、7828名のランナーがいるんですもん。
それでいて6分なら、まだええほうなんやろうね。
Gブロックの人なんて、まだまだスタートできへんしね。
と何故か関西弁で思いながらスタートをきりました。
ぞろぞろぞろ。
最初から飛ばす冒険はしません。
10kmまではウォーミングアップのつもり。
ゆっくり、ゆっくり。
最初の10kmは1時間15分かけるつもり。
ゆっくり、ゆっくり。
でもね、早速、トイレに行きたくなって。
でもね、最初のエイドのトイレはすでに長蛇の列。
こんなところで止まってるわけにはいかんし。
あ、ここにいこ!
コース沿いのコンビニに飛び込みまして。
同じように考えた人もいて、
このトイレで3分くらい待ったでしょうか。
そう思うとエイドのトイレでもよかったかも。
その後は快調に計算通りの走り。
途中、「取材」先と同じチェーン店のお店の前を通ったり。
お店の幟がパタパタしていて、応援されているような錯覚。
沿道の応援も半端なく、
携帯音楽プレーヤーもはずして走りました。
10km通過はチップから自動計測されたランネットの数字によると、
1時間21分14秒。
スタート前の6分20秒も加算された数字ですから、
実質1時間15分。
ええじゃん、ええじゃん、計算通りじゃん。
計算間違いは足の裏。
5本指ソックスの右の薬指あたりがキツクしめつけられてる感じ。
それでも、もぞもぞ指を動かしながら走る、走る。
これは普段のジョギングでも同じだから気にしない、気にしない。
それよりも左の指の付け根全般がアツクなってる。
なーんか嫌な感じ。
でも、気にしない、気にしない。
気にしたところでどうにもならない。
10㎞でお約束の飴玉を一つ、口へ。
朝は青空だった天気も、雲が多くなってきた。
でも、走りやすい。
前日は、すーんごい強風でどうなることやら…と心配したけれど、
風もほとんどない。
ただ、沿道で応援してくださる人は寒いだろうなぁ。
ありがたいなぁ。
ほんと、感謝だなぁ。
ありがとう!
10kmをこえても、調子にのらず、ゆっくりキープ。
もっと早くいけそうな気がするけれど、
あとで後悔することになるってわかってる。
おお、私、成長したなぁ。
冷静にレース運びしてるじゃん。
って、ええ気になって2度目のトイレにいったりしたんですが。
折り返してきている夫とも、ここで遭遇。
足の調子が悪くて、ずーっと走っていなかったくせに、
しっかり走ってる。
スタート直前まで、自分の足が不安だったらしく、
「一緒に走ってやろうか?」と
恩着せがましく私を気にするような言葉をはいておりましたが、
なんてことない、走ってるじゃん、夫!
あとできいた話。
夫は、こんな時間にそんなところ走ってて、
「おい、大丈夫か?」と心配になったそうな。
でも、楽しそうに笑顔で走ってるので、「ま、いっか」と思ったとか。
だって、楽しかったんだもん。
沿道の皆さんの声援が。
いろーんな人がハイタッチするのに手を出してくれて。
娘みたいな子どもが「がんばれー」って言ってくれたら、
「ありがとー!」って返したくなるでしょ。
★チップから自動計測されたランネットの数字によると、
15km地点 2時間2分31秒
10㎞から15kmの5㎞を41分
20㎞手前になって、歩いてる人がどんどこ増えてくる。
つられないぞ。
一緒になって歩かないぞ。
弱気になりかける自分に言い聞かせる。
あるかない、いける。
とまらない、いける。
自分のピッチにあわせて、呪文のように唱えてみる。
あるかない、いける。
とまらない、いける。
気がついたら、ブツブツ声に出していたりして。
そうやって歩いてる人たちの間をぬっていく。
…嫌なやつだわ、私。
でもね、たっくさんの人が走りたくても走れなかったのよ、この大会。
それなのに、こんなとこで歩いてちゃ申し訳ないだろう。
★チップから自動計測されたランネットの数字によると、
20km地点 2時間41分57秒
15㎞から20kmの5㎞を39分
20km通過の目標タイムは2時間半。
しつこいようですが、6分20秒加算されてる…はずなので、
実質2時間35分。
5分遅れております。
ま、大丈夫。
ここで目標が「4時間59分59秒ゴール」から、
「制限時間内完走」に脳内で移転。
走りながら気がついたんですわな。
20kmを2時間半でしょ。
単純計算しても40㎞を5時間。
このままのペースを保てても42kmは5時間を過ぎてしまいますもん。
このままのペースは保てませんでしょうしね。
愛媛マラソンの制限時間は6時間。
だんだんと酸欠になってきてる脳みそを酷使して、
足し算したり引き算してみると、
まぁ、6時間はきれそう。
20kmご褒美飴玉を口へパクリ。
第一折り返しで風船ランナーをチェック。
愛媛マラソンはペースランナーがいまして。
3時間、4時間、5時間、6時間でゴールするランナーが、
頭上に風船をつけて走ってくださっています。
6時間、そう制限時間ギリギリのペースランナーの前を走っていさえすれば、
制限時間に間に合うってこと。
折り返しですれ違う風船ランナーと10分くらい先行。
10分って、油断してられないじゃん!
でも、ま、いけそう。
いけるだろう。
★チップから自動計測されたランネットの数字によると、
25m地点 3時間22分29秒
20㎞から25kmの5㎞を40分
ここで悲しいお知らせ。
エイドステーションでエアサロンパスをかけてもらおうと思ったら、
「ごめんなさい、品切れですー」と。
ガーン!
同じように、ガーン!となってるランナーと顔を見合わせ走りだす。
いや、ごめんなさい、私はポーチに小さいエアサロンパス持ってるんですけど。
もうひとつ悲しいお知らせ。
楽しみにしていたエイドステーションのパンも品切れ!
その後、私設エイドのあんぱんをいただいたのですが。
(ほんと、沿道の私設エイドの皆さん、ありがとう!)
ここで悟りました。
マラソンはサブ4ペースで走らねば、エイドはカラッポになると。
5時間~6時間のランナーほど、
エアサロンパスの必要な人が増えるんですけどね。
そんな凹みがちな気持ちをアップさせるため…ってことで、
29kmの看板を過ぎて、ポーチからゼリーを出す。
おいおい、32㎞通過の楽しみのゼリーじゃなかったのか?
いいの、いいの。
今、エネルギーにすれば。
一人自問自答。
って一人だから自問自答は当たり前。
疲れ果てた脳みそで一人突っ込みしながら、ゼリーをのむ。
ポーチから出したゼリーの重さが腰から消え、
その重さが腰からお腹へ。
よし、行こう!
★チップから自動計測されたランネットの数字によると、
30m地点 4時間6分07秒
25㎞から30kmの5㎞を43分ちょい
さっき、ゼリー食べたばかりだけど、30kmの飴ちゃん、なめよ。
あれ?
ポーチを手探り。
あれれ?
ゼリーの空き容器はあるけれど、飴ちゃんは?
ない!
ない、ない、ない!
考えられるのはただ一つ。
ゼリーだしたとき、落っこちたんや…。
ガーン、ガーン、ガーン!
飴を食べられなかったことより、愛媛の街を汚したようで、ちょいショック。
飴のほうは、エイドステーションでもらえたので大勢に影響はなかったのだけど。
32km。
さ、ここからが未知の領域。
前回、ベイマラソンは、ここでリタイアしてしまった。
4時間10分11秒で。
ベイマラソンの制限時間は5時間。
残り10㎞を50分で走られない…とわかって、
へなへなへな…と脱力して。
今回は、まだ、いけます。
いけるはず。
いかねば!
★チップから自動計測されたランネットの数字によると、
35m地点 4時間55分49秒
30㎞から35kmの5㎞を49分
大丈夫。
あと1時間ちょいある。
あと7㎞。
いける!
まだ、6時間風船ランナーきてないし。
しかし、おそるべし、愛媛。
沿道の応援が皆無の場所がない。
必ず目に見える範囲に応援してくださる人がいる。
「あ、○○ちゃん!
来たよ、来たよ、もうちょっと、がんばってー!」
私のちょっと前を走っていたおねえちゃんランナーの友達だったみたい。
よろよろ走っていたおねえちゃんランナー、
ふらふらと友達のほうへ寄っていって、
肩を叩いて叩かれて、
「うん、がんばる!」って前へ進んでいく。
私が応援の友達2人の前を通りすぎたとき、
「○○ちゃん、泣いてたね」
「うん、がんばってるね」
と彼女たちの声がきこえた。
その瞬間、どぅわ~…まぶたが熱くなる。
あかん、あかん。
ここで、わしが泣いてどないするん。
またまた関西弁つっこみ登場。
涙をこらえる。
ここで私も友達おったら泣いてまうやろな。
夫、現れたらどないしよ。
とっくにゴールして、私がなかなか帰ってこんから、
この辺まで迎えにきている確率、大。
やばい、やばい。
夫がきたら泣いてまうで~。
なんか、なんか、なんか、気分かえたい。
そうだ!
ガムもってたはず!
飴がなくなったときの保険に、ランニングタイツのポッケに。
お腹の横のところについてる小さなポッケに。
ゼッケンのついているシャツをあげ、
ランニングパンツのひもをほどき、
それからタイツのひもをほどき、
ガムをとる…。
走りながらめんどくさい。
あ、いいところに、みっけ。
トイレへ。
エイドステーションのトイレ。
ランナーもまばらなので待ってる人も2~3人。
並んではいってガムをだし、ついでに用をたす。
出る。
これで3分くらいだろうか。
だが、このあたりの記憶があやふや。
どこか歩いた。
でも覚えてない。
トンネルは歩いた。
いや走った。
いや、トンネルまでは走ろうと思ったはず。
いや、トンネルまで歩こうと思ったんだっけ。
ほんと、覚えてない。
ブログにあれ書こう、これ書こうとか思っていたのに。
それは覚えているのに、それだけしか思い出せない。
雨が落ち始める。
寒い。
寒いのは歩いていたからだ。
走ろう。
身体が暖かくなる。
走るっていいな。
あた。
右のお尻、つりそう。
ここやな。
股関節のとこ。
ポーチからエアサロンパスを出して、シュー。
これ、何度かくりかえす。
小さい試供品のエアサロンパス。
もうあんまり入ってないなぁ。
ぽんぽん。
右の拳で叩く。
膝はOK。
なんともない。
足の裏?
熱いなぁ。
熱もってるなぁ。
靴ぬいで、エアサロンパスかけてみる。
靴をぬいだってことは止まったんだな、私。
でも、靴下はぬいでない。
靴下の上から、シュー。
靴下の中、きっと、すごい水ぶくれ。
針さして、ぴゅーって水を出すの楽しみやな。
あ、ぼっちゃん団子や。
ぼっちゃん団子の会社の私設エイド?
わー、嬉しい。
いただきまーす。
え?
バナナもくれるん?
ありがとう。
★チップから自動計測されたランネットの数字によると、
40㎞地点 5時間42分22秒
35㎞から40kmの5㎞を46分
ついに、きたよ、40㎞。
あと2kmだよ。
これで、最後の2㎞を語れるようになるよ。
マラソンは42㎞じゃなく、42.195㎞で、
しかも、この2.195kmが長いんだよ…と。
制限時間まであと17分半。
2.195kmを17分半。
いけるだろう。
「いける、いける! 歩いてでも行けるで!」
沿道でおっちゃんが叫んでくれた。
よっしゃ。
歩いてでもいけるよな。
いや、歩かんよ。
沿道によぉけぇ人がおるんじゃもん。
歩くのは恥ずかしいし。
よろよろ走ってたら、「がんばれー」って応援してくれるし。
「ありがとー」て笑顔かえしたら、
顔をのぞきこむようにして、
もう一回「がんばれ、がんばれ」って応援してくれるし。
そうやって愛想を振りまいていたら…。
「そんなことしてたら間に合わないぞ!」
え?
あら、夫!
大丈夫だって。
まだ、6時間の風船ランナーきてないじゃん。
お。
40.5km地点の最後の関門が見えてきた。
ここを15時17分までに通過しないとアウトなのよね。
「いけ、いけー!」
「はしれー!」
なんだか、沿道の人が、やたら腕をふりまわして、
この世の最後みたいな叫び声をあげてるけど?
どして?
え?
「関門封鎖まであと10秒でーす!」
うっそー!
猛ダッシュ!
3秒前に関門通過。
すげー。
すげー…けど、なんで?
6時間風船ランナーは?
考えてる時間はない。
「沿道の皆さん。
ご協力ありがとうございます。
広報車です。」
拡声器の音が追っかけてくる。
「これより後方には、もう選手はおりません」
えーっ!
まじっすか!
私と、私の周囲にいるよろよろランナー数人が最後っすか!
6時間風船ランナーはどこよ?
あとで判明。
6時間風船ランナーは、
私がトイレにいってガムを出してるあいだに、
追い越していっておったのですな。
「しっかり走れ!間に合わないぞ!」
あ、夫。
ほんと、やばいよ、やばい。
沿道で夫に応援されたら泣いちゃうかもしれないって思ってたのに、
そこで私に口から出た言葉は、
「スタート地点まで6分かかったんだよー。
6分返してほしー!」
夢もロマンもない一言。
41㎞の看板。
時計をみる。
えーっと、あと何分?
そのときは数字を確認した。
でも、その数字を今は思い出せない。
間に合うとか間に合わないとか考えてる場合じゃない。
ここで6時間こえたら、シャレにならん。
なんのために、ここまで走ってきたん?
走れ、走れ!
「そこを曲がったらゴールだ!」
「もうちょっとだよ!」
「まだ行ける、間に合う!」
沿道の声援が悲鳴に近くなってくる。
そんなにおおごとな立場なの、私?
途中であきらめたのか、歩きはじめたおっちゃんを置き去り、
なにやらド派手なウェアのおねえちゃんに抜かれ、
ちょい猫背のおばあちゃんランナーと抜きつ抜かれつ。
「あと30秒!」
後方の広報車がカウントダウンを始める。
後方の広報車やて。
って笑ってる場合ちゃわ。
ひたすら走る。
あんなに右のももの外側いたかったのに。
あんなに足の裏あつかったのに。
まだ、これだけ走れるんじゃん。
すごいじゃん、私。
なら、もっと早くから走っておけよ~!
恒例、一人突っ込み。
風をきって走る。
きもちえ~。
「あと10秒!」
最後の角を曲がり、道路からお城へと。
ここでゴール?
うっそー。
曲がってすぐにゴールって言ったじゃーん!
でも、見えてる。
ゴールのゲートが見えてる。
うおーっ!!!
ゲートを走りぬける。
タイム、見上げたら…
06:00:11
6時間11秒。
飛び込んだゴールの真ん前で、
高橋Qちゃん尚子さん、終わりの挨拶してた。
「今日は本当にありがとうございましたぁ」
…間に合わなかった…の…よね?
後ろがざわついた。
振り返ると、
最後に一緒に一生懸命走ってた猫背のおばあちゃんランナーが
こけてた。
ゴール直前で。
ああ無情。
放心状態のまま、前へすすむ。
係のおねえちゃんが完走のタオルを肩にかけてくれた。
完走したからくれたのよね、このタオル?
そしたら役員らしきオッサンが笑顔で声をかけてくれた。
「残念だったね」
えー。
おっちゃん、そりゃないよ。
夫がいた。
歩みよった。
涙がぼろろっと出てきた。
「くやしー。 まにあわんかったー。」
あまりに無防備に泣いたからか、
夫、あわてて、
「グロスタイムは6時間11秒だけど、
ネットタイムは5時間54分だろうから、
完走証、でるよ。
もらっておいで」
やさしく励ましてくれた。
ん。
完走賞のオレンジ色のタオルで涙と鼻水をふく。
完走証を発行するテントへ行く。
ゼッケンを見せる。
スタッフのおねえちゃんが入力する。
がちゃ。
プリンタから1枚出てくる。
あ。
真っ白で 「0」 と見えた。
あ。
スタッフのおねえちゃん、あわてて用紙を伏せて、困った顔して私を見上げた。
おねえちゃん、困らせてごめんよ。
「アウトですね」
よわよわしく笑って、その場から立ち去る。
完走証、もらえなかった。
ゼロの白紙の用紙ももらえなかった。
11秒に泣いた。
夫は「5時間54分で完走と認めてやるよ」と言ってくれたが、
公式記録には完走者の中に私の名前は記録されていない。
完走証のない完走。
ふっ。
無冠の女王と呼んでくれ。
11秒に泣いた。
けど。
ぷふ。
11秒。
笑ける。
芸人としてはオイシイ。
芸人じゃないけど。
でも、この11秒のネタをつくるために42.195km走ったみたいで。
なんか、私らしくない?
制限時間いっぱい楽しんだわ。
あ、制限時間こえて楽しんでたわ。
夫も「まぁ、楽しそうだったよ。いいじゃん」と笑ってくれたし。
ジジババと留守番していた娘は「へ?」って感じだったけれど。
パソコンの前で、夫と私のゼッケンを入力しては、
途中経過に一喜一憂してくれていたらしい両親と娘。
ははは。
ごめんなさーい。
って、笑いながら謝るこっちゃないわ。
このたび、愛媛マラソン参加の抽選にもれたランナーの皆さま。
申し訳ありませんでした。
でも、これだけネタを作れたので笑って勘弁してください。
愛媛、サイコーでした。
県知事も市長もカタクなくてサイコー。
県知事はランナーとしても参加&完走。
地元のアナウンサーのおねえちゃんもおもろかった。
スタート前のトークで緊張ほぐれた。
沿道のボランティアの皆さんはもちろん、
そんなスタッフばかりでなく、
前日に買い物に寄った薬局のお姉ちゃんみたいに、
普通の市民の皆さんが普通に応援してくださってる大会。
ほんっと、愛媛、好きになったよ~♪
普通の完走者より11秒余計に楽しませてもらったしね。
6時間11秒。
実質、5時間53分40秒。
エイサーの皆と行く(つもりの)那覇マラソンは、
制限時間6時間15分。
完走できるじゃん、私。
東京マラソンだったら制限時間7時間だから完走できるじゃん、私。
って、東京マラソンは参加者多いからトイレ行列も長いんだろうけれど。
ああ、トイレだよね。
やっぱ、トイレ。
タイムマシンがあったら、あの最後のトイレの前に戻るわ、私。
…タイムマシンがあったら、半年前にもどって練習するんじゃないのか、私?
トイレをなんとかするところから改善しよう。
…走る練習を積み重ねる努力はしないのか、私?
大会会場を出て、えっちらおっちら歩いて駐車場へ。
そこにド派手なウェアと真新しいシューズの若い女性ランナーが2人、
話をしていた。
どうやら途中関門でひっかかったか、棄権したらしく、
収容バスに乗って帰ってきたらしい。
「バスの中に2時間もいたから疲れちゃった~」
「ほんと、お腹すいたね~」
ああ、こんなランナーがいたから、
走りたいランナーが参加できなかったとは…。
そうは言っても公式には完走していない私は彼女たちと立場は同じ。
代表して、ごめんなさい。
帰路の車中では脚がガチガチでしたが、
一夜あけ、想像したような筋肉痛も関節痛もない身体。
脚より肩や腕の筋肉が…いや、肺の筋肉(?)が痛いかな。
それより、足の裏のつぶれた水膨れが痛い。
って、明日、もっと筋肉痛だったりして。
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとう。
完走証もってない私ですが、
皆さんに完読証をささげます。
弱気になってた夫ですが、3時間34分26秒で完走。
「故障がなかったら、今年、もっとイケてたなぁ」だって。
一夜あけて、不安になってた足の痛みもなく、
2週間後の京都である大会へヤル気満々です。
ケガせんようにね。
たかが11秒,されど11秒ですね。フィニッシュが陸上競技場になっている大会では,道路上の最終関門を通過して競技場に戻ってきたら,制限時間を超えていても完走として扱ってくれる大会が多いのですが,そうでない大会は本当に制限時間ちょうどで終わってしまう大会ばかりです。
でも,これでマラソンから足抜けすることはできなくなったでしょう。次の挑戦に期待しています。そうそう制限時間6時間の穴場の大会として,3月に開催される鳥取マラソンがあります。ここのスタートロスはほぼ1′以内ですよ。
でも,これでマラソンから足抜けすることはできなくなったでしょう。次の挑戦に期待しています。そうそう制限時間6時間の穴場の大会として,3月に開催される鳥取マラソンがあります。ここのスタートロスはほぼ1′以内ですよ。
愛媛マラソンを検索してて思わず読んじゃいました。
私も6時間の風船ランナーさんと走ってたので、ほんと近くを走ってたんだなぁ・・・と思うとウルウルしていまいました。
私も足を引きずりながらのギリギリでゴールしましたが、42.195キロ頑張れたという小さな自信がつきました。
また是非愛媛へ来て下さいね。
私も6時間の風船ランナーさんと走ってたので、ほんと近くを走ってたんだなぁ・・・と思うとウルウルしていまいました。
私も足を引きずりながらのギリギリでゴールしましたが、42.195キロ頑張れたという小さな自信がつきました。
また是非愛媛へ来て下さいね。
惜しかったね~。。でも完走したってのが大きな自信になりますね!!
また次につなげてがんばってね!!
また次につなげてがんばってね!!
おつかれさま~。そして完走おめでとう!! 昨年世羅高校が6秒縮めるために1年頑張ったって言ってたけど、柿さんは11秒のために頑張れるね。つぎに期待してるよ。
お疲れさまです!
完走~!!読んでてウルウル…
頑張ってる柿ちゃんに元気もらいました~♪
完走~!!読んでてウルウル…
頑張ってる柿ちゃんに元気もらいました~♪
完読証ありがとうございます
スタートのロスの6分なんぼやらがクセ物ですな~
東京マラソンなんかじゃもっとスゴイんでしょ
11秒余計に楽しめて良かったですね、次の機会にゃリベンジですよ!
お疲れさんでした~。
スタートのロスの6分なんぼやらがクセ物ですな~
東京マラソンなんかじゃもっとスゴイんでしょ
11秒余計に楽しめて良かったですね、次の機会にゃリベンジですよ!
お疲れさんでした~。
サスケさん;
残念ながら(と言いながら安堵している私)、今年の鳥取マラソンはエントリーを締め切っていました。11秒。とは言っても、私より後ろからスタートして制限時間内にゴールされてる方はたくさんいらっしゃるのですから、やっぱ、練習不足なのですよね…。わかっちゃいるけど…。
ジュリさん;
うわ~♪ コメントありがとうございます!
なんだか「同志!」って感じです。って私は完走していないのにごめんなさい。あらためまして、完走おめでとうございます!ほんっと楽しかったです。来年も走りたいです!来年のエントリー方法はくじになるんでしょうかねぇ。今からくじ運が強くなる練習しとかなきゃ!(完走する練習じゃないのか、私?)
じゃこさん;
ありがとうございまーす。いつかは、ウルトラで、じゃこさんの旦那様を夢の競演ができる日かも…と調子こいてきてます。「まず、歩かずにゴールしてから出直してこ~い!」って叱られそうですが。
残念ながら(と言いながら安堵している私)、今年の鳥取マラソンはエントリーを締め切っていました。11秒。とは言っても、私より後ろからスタートして制限時間内にゴールされてる方はたくさんいらっしゃるのですから、やっぱ、練習不足なのですよね…。わかっちゃいるけど…。
ジュリさん;
うわ~♪ コメントありがとうございます!
なんだか「同志!」って感じです。って私は完走していないのにごめんなさい。あらためまして、完走おめでとうございます!ほんっと楽しかったです。来年も走りたいです!来年のエントリー方法はくじになるんでしょうかねぇ。今からくじ運が強くなる練習しとかなきゃ!(完走する練習じゃないのか、私?)
じゃこさん;
ありがとうございまーす。いつかは、ウルトラで、じゃこさんの旦那様を夢の競演ができる日かも…と調子こいてきてます。「まず、歩かずにゴールしてから出直してこ~い!」って叱られそうですが。
くるぴさん;
おお~、さっすが、ええこと言うてくれるねぇ、くるぴさん♪
この言葉を肝に銘じて練習を再開します! …筋肉痛がなくなったら(笑)。
プチトマトさん;
うわ、こんな私の走りと文章に…。かえって申し訳なひっす。
でも、沿道の人からいただいた元気が、回りまわってプチトマトさんに届いていたとするならスゴイですね。たっくさんの人に伝わっていくけれど、減りはしない。増える一方。財テクに使えないかしら…。と、あさましい私。
mizufujiさん;
ありがとうございまーす。
東京マラソンはグロスタイムとネットタイムの両方が出るらしいです。…きいた話ですが。…多分。にしても、11秒。笑うしかないけれど、1秒とか2秒だったら悔しくて叫びまくってたように思います。って、そんな人もいたんだろうなぁ。かわいそうになぁ。って私に同情されたくないか(笑)。
おお~、さっすが、ええこと言うてくれるねぇ、くるぴさん♪
この言葉を肝に銘じて練習を再開します! …筋肉痛がなくなったら(笑)。
プチトマトさん;
うわ、こんな私の走りと文章に…。かえって申し訳なひっす。
でも、沿道の人からいただいた元気が、回りまわってプチトマトさんに届いていたとするならスゴイですね。たっくさんの人に伝わっていくけれど、減りはしない。増える一方。財テクに使えないかしら…。と、あさましい私。
mizufujiさん;
ありがとうございまーす。
東京マラソンはグロスタイムとネットタイムの両方が出るらしいです。…きいた話ですが。…多分。にしても、11秒。笑うしかないけれど、1秒とか2秒だったら悔しくて叫びまくってたように思います。って、そんな人もいたんだろうなぁ。かわいそうになぁ。って私に同情されたくないか(笑)。
ご主人の抽選の件から読ませていただいてました。初コメントです。惜しかったですね。でも42.195kmは走ったんですから胸を張っていいと思いますよ。お疲れ様でした。
まさてらさん;
ありがとうございます! 長文の駄文をホントありがとうございます。こうやってコメントをいただけただけでも、愛媛マラソン万歳!デス。本当におっしゃる通り、最終関門にひっかかって、1㎞手前でバスに乗らなければならなかったら、もっと悔しかったと思います。感謝、感謝デス。
ありがとうございます! 長文の駄文をホントありがとうございます。こうやってコメントをいただけただけでも、愛媛マラソン万歳!デス。本当におっしゃる通り、最終関門にひっかかって、1㎞手前でバスに乗らなければならなかったら、もっと悔しかったと思います。感謝、感謝デス。
すごいすごい!完走!すご~い!
継続は力なり、ですね☆
いつの日か、一緒に走りましょ♪♪♪
あ、まずワタシがトレーニング始めなくては…苦笑
継続は力なり、ですね☆
いつの日か、一緒に走りましょ♪♪♪
あ、まずワタシがトレーニング始めなくては…苦笑
R21さん;
初めてお会いした頃の私からは想像もつきません(笑)。
ほんと、人生、何が起こるかわかりません。って、私がこれから野球が上達するのは難しいですが、R21さんがマラソンをサブ3で完走することは多いに考えられますね。息子クンとファミリーの部を走るのも楽しいかも。
初めてお会いした頃の私からは想像もつきません(笑)。
ほんと、人生、何が起こるかわかりません。って、私がこれから野球が上達するのは難しいですが、R21さんがマラソンをサブ3で完走することは多いに考えられますね。息子クンとファミリーの部を走るのも楽しいかも。
芥川賞最年『長』受賞をめざす柿ちゃん(香木の森1期生)の日常。ここんとこ走ってます。
by a-kik
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