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日食観測

行ってきました、日食観察。

っても、トカラ列島でも、奄美大島でもありません。
硫黄島でも、船上からでもありません。
三次市内です。

っても、甲奴です。
合併して同じ市内になったものの、
車で40分の甲奴です。

娘が、「三次市子どもチャレンジ講座」の、
「ソーラークッカーでエコクッキング&日食観察をしよう!」に
申し込み、40人定員の一人に当たったからです。

歩いて5分の「三次市生涯学習センター」でも、
同じ講座がありました。
でも、これには「ソーラークッカーでエコクッキング」はありませんでした。

だからか、娘?
だから、お前は、「ソーラークッカーでエコクッキング」のある
甲奴の講座を選んだのか?

朝8:45集合だったので、8時前に出ました。
だんだんと空は晴れてきて、
太陽の光りを感じます。
ラジオの天気予報をきいて、
「晴れそう!」と興奮気味の私と娘。

ハイテンションのわくわくドライブでした。

三良坂をすぎ、吉舎に入り、
目的地の甲奴まで、もう少し…のところで、
ハイテンションのギアが、一気にローに落ちました。

なぜ?
曇ったから?
いいえ。
空は青空も広がってきていました。
なぜ?
時間に間に合いそうになかったから?
いいえ。
バッチリ計算通りでした。
それなら、なぜ?

はい、娘が、メガネを忘れたことに気がついたから。

じゃけぇ、朝からしとけぇ言うたじゃろうがっ!

運転席で怒鳴り声が響いたのは言うまでもありません。

時計をみるまでもなく、取りに帰る時間はありません。
とりあえず、目的地のジミー・カーター・シビック・センターへ。
娘と受付をすませ、
娘は受講する研修室へ。
私は車に戻り、Uターン。
40分の道のりを帰り、
家に戻り、
娘の机の上のすみっこに置いてあるメガネケースをとり、
ちゃんとケースの中に入っていることも確認し、
再び、甲奴めざして40分ドライブGOGO。

ジミー・カーター・シビック・センターの駐車場につくと、
たっくさんの子どもたちが、日食観測をしていました。
娘もその中に。
工作したソーラークッカーと、観測メガネを手に。

どうやって作ったん、それ!
母さんも作りたかった!

ピンホールカメラの簡単バージョンを作るのかと思っていたら、
ちゃんと目にあてて、太陽をみあげる形のメガネを作っていました。
原理はよくわかりません。
だって、母さんはドライブしていたのですから。

手作りソーラークッカーの中央では焼き芋ができようとしていました。
原理はよくわかりません。
だって、母さんはドライブしていたのですから。

でも、最大に欠ける時間には間に合い、
メガネをして、はっきり観測できた娘と、
感動をわかちあいました。

これからは、私の中では、
「日食=甲奴ドライブ」と記憶されることでしょう。

前回、日本で皆既日食が観測された46年前は、
まだ生まれていなかった私。
次回は、26年後ですか。
私…70歳。
太陽も、地球も、私も、
平和で元気で長生きしていますように。



26年後、娘は35歳。
35歳といえば、私が娘を産んだ年齢。
娘、子連れで日食観測するのでしょうか。
娘よ、そのとき、お前の子どもがメガネを忘れてないか、
出かける前に、しっかりチェックしろよ。
by a-kik | 2009-07-22 15:13

芥川賞最年『長』受賞に挑む柿(52になったよ)の日常。なんだかんだ走ってます。


by a-kik